COLUMN
2021.03.11 更新
9月の誕生石として有名なサファイアには様々なカラーバリエーションがあることをご存知でしょうか?
まるで虹のような魅力を持つ、サファイアのカラーバリエーションや素敵なエピソードについて今回はご紹介したいと思います。
目次
サファイアというと青く輝く宝石というイメージを持つ方が多いですよね。
でも、実はサファイアはコランダムという無色透明の宝石がルーツなので、成長の過程で赤い宝石になったりピンクの宝石になったりすることをご存知でしょうか?
実はこの過程によって赤いコランダムはルビーに、ピンクのコランダムはピンクサファイアなどのジュエリーやアクセサリーとして私達の手元にやってくるのです。
勿論、サファイアも成長の過程によっては深海のような静かな青から、きらきらと輝く小河のような青など色々な表情を見せてくれます。
サファイアを7色の宝石と表現しましたが、本来はそれ以上に様々な色が生まれる可能性を持つ宝石なのです。
和名:青石(せいぎょく)、鋼石(こうぎょく)
サファイアはコランダムの時にどんな元素をどれだけ取り込んだかで色、そして濃さが決まります。
その為、濃い青のサファイアが欲しい方はオーストラリア、タイ産のものをチェックしてみると良いかと思います。
そして王道の青といったサファイアがお好きな方はカンボジア、タイ、スリランカ産のものがおすすめです。
同じサファイアでも、このように産地によって絶妙に違うカラーが現れるので一目惚れしたサファイアは貴方にとって運命の出会いかもしれませんね。
色の種類が豊富なサファイアですが、チャールズ皇太子がダイアナ妃へ最高級のロイヤルブルーサファイアを贈ったエピソードもあります。
ロイヤルブルーサファイアはその色の美しさもさながら、なんと大きさは18カラットとまさに英国王室御用達と呼ばれるクオリティのジュエリーです。
また、欧米ではサファイアのように青いものを身につけるサムシングブルーのエピソードもあって、一気にサファイアの人気が高まった出来事でした。
まさに運命のサファイアとも呼べるジュエリーは貴方にとって幸せな未来を運んでくれるのです。
サファイアは数々の伝説やエピソードを持つため、それにちなんだパワーストーンのキーワードを持っているようです。
例えば「人脈の基盤作り」「基礎を固める」という意味合いは、サファイアの硬度の高さが由来していると言われています。
その他にブルーの色は心理学において冷静さを表すため「冷静な判断力」という意味や古代の部族がサファイアを身につけることで知恵が授かると信じられていた伝承から「知性の象徴」という意味も持っているようです。
こういったキーワードから仕事を頑張る方が身につけるのにもおすすめの宝石とされています。
サファイアは硬度:9としっかりしている宝石なので、お手入れしやすいジュエリーの部類に入ります。
はずした後は柔らかい布で拭き、ジュエリーボックスにしまうだけでOKです。
一つ気をつけるとすれば、同じコランダムのルビーが紫外線によって退色する可能性があるように、サファイアも色味によっては紫外線で変色する可能性があります。
その為、サファイアが紫外線に長時間当たることのないようにしておくと安心です。
サファイアのカラーバリエーションで有名なものの一つにピンクサファイアがあります。
ルビーの色味に近いものから、桜の花のようなほんのりとピンクのサファイアまであるのでどの色にしようか迷ってしまうほどです。
中でも、ピンクとオレンジの中間のようなパパラチアサファイアは年々、産出量も減っているため希少なサファイアです。
もし一目惚れした宝石がパパラチアサファイアであったなら、一期一会の出会いかもしれません。
さりげない女性らしさを演出したい時、ピンクサファイアはとっておきのジュエリーです。
こちらも産出量が少なめですが、イエローサファイアも中にはあります。
シトリンやトルマリンとはまた違った色の輝きを持つイエローサファイアですが、中でも色の濃いものはゴールデンサファイアとして流通しています。
同じイエローサファイアであってもゴールデンサファイアと呼ばれるクオリティのものは、また違った魅力を持っていますから見比べてみてはいかがでしょうか。
一見、トルマリンと見間違うようなグリーンサファイアも存在します。
シックで落ち着いた色味のグリーンサファイアは、ブルーサファイアとはまた違った印象で癒してくれる綺麗な宝石です。
しかしながら、初見だけではグリーンサファイアなのか、トルマリンなのかはプロでも判断が難しい場合があります。
そのため気になっている宝石がグリーンサファイアか判断しがたい時は後悔のない選択をしましょう。
また、サファイアの中にはブルーの色味が紫に近いバイオレットサファイアも存在します。
このようにピンクにオレンジ、イエローにグリーン、バイオレット、そしてブルーが主なサファイアのカラーバリエーションです。
この中に同じコランダムに属するルビーの赤が加われば、実質サファイアは7色のカラーバリエーションを持つ宝石と呼べます。
そんなサファイアのコレクションを貴方のジュエリーボックスに加えて、7daysコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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