COLUMN
2019.06.20 更新
サファイアプレゼント天然石カラーバリエーションカイヤナイトヒーリング効果
青い宝石が好きな方におすすめするとすれば、9月の誕生石サファイアを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、今回ご紹介するカイヤナイトもサファイアに負けない美しさを持つと言われる幻想的な青い宝石です。
今回は青い宝石を使ったジュエリーがお好きな方にぴったりなカイヤナイトの魅力についてお届けします。
目次
ジュエリーショップやアクセサリーショップで見かけるカイヤナイトは、ほとんどが海や空のような青色をしたものだと思います。
そのためカイヤナイトは青い宝石というイメージが定着していますが、実はカラーバリエーション豊かな宝石なのです。
人類が初めて出会ったカイヤナイトは青い原石だったと言われています。
そのためギリシャ語で群青色という意味を持つ「kyanos(キュアノス、キアノス)」という単語が語源になり、現在の「カイヤナイト」となりました。
和名でも「藍晶石(らんしょうせき)」と呼ばれており、国内外問わず青い宝石というイメージが定着していたのです。
でも、ある日を境にカイヤナイトと同じ成分なのに違う色の宝石が稀に産出されるようになりました。
それらは緑や黄色、ピンクなどまるでサファイアのようなカラーバリエーションだったのです。
本来カイヤナイトの青い色は鉄分とチタンの含有量によって濃さが決まります。
そのため他のカラーバリエーションのカイヤナイトが生まれた理由は、生成時の成分の違いや含有量の違いが原因と考えられています。
カイヤナイトにはまるでギリシャの海を映しているかのような美しさがあります。
これが透明度の高いジュエリークラスとなると、それこそサファイアと遜色ない美しさのレベルとも言われるほどです。
ただ、カイヤナイトで主に産出されやすいカラーは青、次いで緑です。
そのため希少性でいえばピンクや黄色のカイヤナイトは、それこそサファイアよりも出会う確率は難しいかもしれません。
一般的にサファイアは高価な宝石というイメージがありますが、質によっては希少性の高いピンクや黄色などのカイヤナイトの方が評価されることもあるのです。
基本的にカイヤナイトは低温の地域かつ、気圧が高い地域で産出されるため産地が限られている宝石です。
そのため今までは上記の条件に該当するアメリカやブラジルなどの一部の地域が主な産地でしたが、標高の高い国で有名なネパールで産出されたカイヤナイトも存在します。
ちなみにネパール産のカイヤナイトは透明度が高く、評価の高いものが産出されることもしばしばあります。
それもあってジュエリーショップで見かけるカイヤナイトがネパール産ということも少なくありません。
ネパールでこのようなカイヤナイトが発見されたのは、宝石の歴史で見れば比較的新しい出来事です。
もしかすると近い将来、同じような条件の土地がカイヤナイトの新しい産地になるかもしれませんね。
カイヤナイトの取り扱いで一番に気をつけないといけない点は「衝撃」です。
なぜかというと、カイヤナイトの特徴の一つに「二硬石(にこうせき)」というものがあります。
この二硬石という性質ですが、その名のとおり結晶の方向で硬度がそれぞれ異なるものです。
カイヤナイトでいえば石の層が重なってできているため、横からの衝撃に割れやすく硬度が4~、縦方向の硬度で~7.5あるかどうかでしょう。
そのためカイヤナイトの硬度は4~7.5と、知らない方が見れば硬度にとても差があるように思われがちですがこれは二硬石の性質によるものなのです。
しばしばサファイアと比較されることの多いカイヤナイトですが、硬度の面においてはサファイアとまるで違うジュエリー職人泣かせの宝石でもあります。
そのほかの注意点としては紫外線によって退色する可能性や水分も避けた方が良いという説がありますから、カイヤナイトをお迎えした際は取り扱いに注意しましょう。
パワーストーンショップでは宝石には様々なヒーリング効果があると紹介していますが、その中でもカイヤナイトにはすっきりとしたヒーリング効果が期待できると言われています。
カイヤナイトの表面にはエーゲ海や澄んだ空のような風景とも呼べる美しさがあります。
そんなカイヤナイトをジュエリーやアクセサリーにして身につけることで、夜空や海など美しい風景を見た時と同じようなヒーリング効果を感じるのかもしれません。
また、私たちがちょっとした小旅行などで美しい風景を堪能することによって、新しいアイディアが生まれたり、違った視点で物事を考えるきっかけに繋がることもあります。
カイヤナイトにはヒーリング効果以外に新しい発見に繋がるといった意味合いの宝石言葉を持つ一面もあるので、何かに行き詰まっている人にもおすすめの宝石です。
カイヤナイトを選ぶ際、どうしても衝撃に弱いという点でお迎えを迷ってしまう方も少なくありません。
でもジュエリーやアクセサリーの加工次第では硬度の脆さをカバーすることも可能です。
そこでカイヤナイトをあしらった指輪やピアス、ネックレスの特徴をご紹介します。
幻想的なカイヤナイトの美しさを楽しみたい方には指輪がおすすめです。
1cm~の大きさがあったほうが、色の変化やクラック(ひび)による虹色が出やすいのでいろんな角度からカイヤナイトの美しさを堪能することができます。
小粒のカイヤナイトであれば、透明度の高いものを選んでみても良いかと思います。
カイヤナイト独特の色の変化などが出にくい代わりに、サファイアのような美しさを楽しむことができます。
それこそカイヤナイトの周りにメレダイヤをあしらったものは、ハイジュエリーに引けをとらない美しさです。
ただ、カイヤナイトを指輪に加工する場合はうっかりぶつけてしまうことのないようにだけ注意しましょう。
カイヤナイトは小粒であっても、質が良ければサファイアと変わらない美しさを持っています。
そこで小粒のカイヤナイトで選ぶ機会があれば、ピアスやイヤリングへの加工がおすすめです。
もうひとつ、カイヤナイトをピアスやイヤリングへの加工におすすめしたい理由としてはカットの多様性にあります。
二硬性を持つカイヤナイトではありますが、縦長丸のオーバルやドロップタイプ。
正方形のスクエアなど様々なカットを施されたものが多いので、いろんなデザインの中から選ぶことができる楽しさがあるのです。
そのためお手軽なアクセサリータイプからジュエリーまで幅広く選ぶことができるので、プレゼントを選ぶ時にもおすすめです。
カイヤナイトは硬度が低い宝石ではありますが、絶対にジュエリーに向いていないということではありません。
それでもカイヤナイトの硬度が不安だという場合はネックレスやペンダントの中から選んでみてはいかがでしょうか。
ネックレスやペンダントの醍醐味として、指輪と比べると衝撃を加える機会が低いことから大きなサイズのカイヤナイトを選べる安心感もあります。
もしクラック(ひび)の状態などからジュエリーへの加工が難しいとしても、マクラメ編みやワイヤーアクセサリーなどカイヤナイトに負担をかけることなくネックレスやペンダントにすることも可能です。
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