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翡翠*日本の象徴とされる優しい色合いの宝石

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翡翠*日本の象徴とされる優しい色合いの宝石

日本は海外と比較するとカラーストーンがあまり産出されません。

でも、今回ご紹介する翡翠は日本でも産出される美しい宝石です。
そんな翡翠のカラーバリエーションを中心に翡翠の持つ魅力についてもご紹介します。

翡翠が持つイメージは日本と海外でちょっと違う?

翡翠という名前から一般的に日本でしか人気がない宝石と思われがちですが、ジェダイトという名前もあるように実際は海外でも有名な宝石です。

そこで日本をはじめ、海外での翡翠がどんなイメージを持つ宝石なのかご紹介したいと思います。

翡翠は日本を代表する国石でもある

日本で翡翠の価値が認められたのは、まだアクセサリーやジュエリーといった概念がない縄文時代からと言われています。

そのころの翡翠は「調和」「豊穣」「忍耐」「再生」「命」を意味する宝石として、お守りとして持つこともあれば儀式にも使われていたそうです。

その価値は時代が移り変わっても引き継がれていき、平成28年には国を象徴する国石として認定されました。
翡翠というと5月の誕生石というイメージが強いですが実は国石としても有名な宝石なのです。

そのほかにも結婚35年目の節目には翡翠婚式(もしくは珊瑚婚式)でお祝いする慶事もあります。
まさに翡翠は日本を代表する宝石なのです。

中国で伝わり続ける翡翠が持つ5つの心構え

また、中国における翡翠は五徳を司る宝石だと言われています。

五徳とは人のあるべき心構えとして、それぞれが「仁」思いやり、「義」義理、「礼」礼儀、「智」知徳、「信」信用を意味しています。

もう一つ、中国での有名な翡翠のエピソードには一夫多妻の時代に第一夫人に贈る宝石が翡翠であったという内容もあります。
ちなみに第二夫人にはダイヤモンドをデザインしたジュエリーを贈っていたそうです。

このエピソードからも翡翠が五徳を司る宝石と言われるように、中国で大切にされている宝石であることが解りますね。

海外でも大切にされてきた翡翠のエピソード

ちなみに南米における翡翠のエピソードには「不老不死」の宝石として、粉末状にした翡翠を薬として服用されていた記録も残っています。
また税金の代わりに納めていたものが翡翠であったと言われるほど価値の高い宝石でもありました

どのエピソードからも古来より人々にとって翡翠がどれだけ意味を持つ宝石であったかが解りますね。
国が違えば物の価値も違うこともあるのに、翡翠は国境が変わっても多くの人に愛されている宝石です。

もし、私たちが家族や友人、恋人から翡翠のジュエリーやアクセサリーを贈られたことがあるとすれば、その翡翠には貴方を思う大切な心が込められているのではないでしょうか。

日本にも存在する有名な翡翠の産地

国石と言われるだけあり、翡翠はほぼ日本全国で産出された記録が残っています。

その中でも有名な地域といえば新潟県にある糸魚川地域や富山県にある翡翠海岸でしょう。

翡翠があふれるほど輝く緑色の海岸というわけではありませんが、浜辺を散歩していると運が良ければ翡翠の原石を見つけられることもあるようです。

海外ではミャンマーやロシア、グアテマラなどが有名な産地で、主にミャンマーが現在のジュエリー市場で一、二を争う産地と言われています。

宝石初心者でも簡単な翡翠のお手入れ方法

翡翠は硬度:6.5~7と安定している宝石です。

そのため、大きな衝撃に気をつけること以外には特別な注意点もありません。

また、日頃のお手入れに関してもはずした後は柔らかい布ででやさしく拭いてからジュエリーボックスにしまってあげればOKです。

紫外線、水分によって大きな影響を受けることもほぼないので、ジュエリー初心者の方にもおすすめしやすい宝石といえます。

現代に伝わる翡翠の宝石言葉たち

翡翠は五徳や生命に関する象徴として多くの人に愛されてきましたが、宝石言葉にもその名残が一部残っています。

  • 人徳の成長
  • 幸運の象徴

おそらく「人徳によって幸運が拓ける」という意味合いなのでしょう。

そのほかにも翡翠専門のパワーストーンショップなどでは経営者にもおすすめしている一面もあります。

  • 事業の成功
  • 繁栄

こちらは中国で事業家の方が翡翠を好んで身につけていたことが由来になっているのかもしれませんね。

時の流れと共に翡翠の持つイメージは多少変わりましたが「幸福」を願う宝石であることはこれからも変わることはなさそうです。

翡翠ファンを魅了してやまない豊富なカラーバリエーション

翡翠というとその名のとおり緑色の宝石というイメージを持つ方が多いですが、実際はカラーバリエーションが豊富な宝石なのです。

黄色からピンク、紫色まである翡翠の豊富なカラーバリエーションについてご紹介します。

モノトーンカラーが渋い翡翠たち

実は翡翠には無色透明のものもあります。

ただ、こういった無色のものや白色、色の薄いものは人口的に着色されて販売されることもあります。
そのためジュエリーショップなどであまり目にする機会は少ないかもしれません。

また、灰色や黒色といった一見翡翠とは思えないようなものもあります。
男性にはこういった渋いカラーの翡翠をプレゼントに選んでみるのも良いかもしれません。

そして、中には黒に翠や白が混じったバイカラーとも言えるような翡翠もあります。
色の割合に違いがあるので、こちらは一点もののジュエリーやアクセサリーが欲しいという方にぴったりの翡翠です。

黄色から翠色まで美しいグラデーションが楽しめる翡翠

翡翠の翠色にも濃さがあり、黄緑色っぽいものから黄色そのものといったカラーバリエーションもあります。

黄緑色の翡翠はマスカットのような可愛らしいカラーが特徴的です。

また、黄色い翡翠はミツロウをそのままジュエリーにしたような印象の宝石です。
透明度が高ければ蜂蜜のように見える翡翠もあります。

色が濃ければそれぞれこのように見える翡翠ですが、色が薄いと印象がぐっと変わります。
基本的にジュエリーとしては色の濃い翡翠の方が評価される傾向にありますが、グラデーションカラーでデザインしてもおしゃれですね。

女性への贈り物にぴったりな桜色の翡翠

翡翠は赤色から橙色、ピンク色まで暖色のカラーバリエーションも豊富です。
赤色と橙色のものはとろっとした翡翠らしさを残しつつ、はっきりした色味が特徴的です。

でも、ピンク色の翡翠は薄い桜色をしているものがほとんどで、逆に天然で濃いピンク色をした翡翠は珍しいくらいです。
それくらい赤色や橙色の翡翠と比べて印象ががらりと変わります。

暖色系の翡翠はまさに女性にぴったりのカラーバリエーションですが、その中でも優しいピンク色をした翡翠はイチオシのカラーです。

女性に翡翠をデザインしたアクセサリーやジュエリーでプレゼントを考えている方は是非チェックしてみてくださいね。

海外でも人気を集めているラベンダー翡翠

ちなみに寒色系の翡翠は水色と紫色の翡翠が有名です。
そのうち紫色の翡翠は「ラベンダー翡翠」と呼ばれ、海外でも人気がある翡翠と言われています。

また、水色の翡翠はどことなくラリマーを彷彿させる淡い色をしています。
青色の翡翠もありそうですが、真っ青というよりは水色が濃くなったものがほとんどです。
そのため水色とするか青色とするかはジュエリーショップによります。

どちらのカラーも淡い色合いが素敵な宝石なので女性向きではありますが、紫色の翡翠であれば中には濃い色をしたものもあります。

例えばペアで翡翠のアクセサリーやジュエリーを持ちたいと考えている場合、濃淡の違いで合わせてみても良いですね。

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