COLUMN
2019.05.13 更新
今回ご紹介するアイオライト海外、国内共にすみれ色に例えられるほどの美しいブルーカラーの宝石です。
和名では菫青石(きんせいせき)と呼ばれています。
今回はアイオライトの持つ美しさ、そしてアイオライトのジュエリーやアクセサリーと相性の良いカラーについてご紹介します。
目次
実はアイオライトとサファイアは似ているところ、そっくりなところがたくさんあります。
ブルーカラーであることはもちろん、そのほかにも同じく9月の誕生石であったりと見比べていくとおもしろいほど似ている宝石なのです。
サファイアとアイオライトの共通点の1つには「由来」もあります。
サファイアの名前の由来ですが、ギリシャ語で青を意味する「sappheiros」(サピロス)という言葉が由来になっていると言われています。
そしてアイオライトも同じくギリシャ語ですみれ色を意味する「ion」(イオン)と石を意味する「lithos」(リトス)という言葉が合わさってできた言葉が由来となっているのです。
こうして比べるとサファイアもアイオライトも、その美しいブルーがそのまま名前の由来となったことが解りますね。
この点もある意味では2つの宝石に通じる共通点かもしれません。
サファイアにスターやキャッツアイが浮かぶように、アイオライトにもスターやキャッツアイが浮かぶ種類が存在します。
また、アイオライトの場合は「レピドクロサイト」という赤い鉱物を生成過程で含有することがあり、そういったアイオライトは「サンストーンアイオライト」と呼ばれています。
レピドクロサイトの大きさがが小さければ小さいほど、アイオライトの深いブルーと混じってまるで銀河のような美しさを見せてくれます。
このようにアイオライトとサファイアには色だけでなく、バリエーションに関してもそっくりな点があるのです。
アイオライトはインドやスリランカ、タンザニアやブラジル、ミャンマーといった宝石のメジャーな産地で産出されることの多い宝石です。
例えばタンザニアといえば、同じく青い宝石として有名な「タンザナイト」。
そしてミャンマーなどでは「サファイア」といった宝石も産出される地域です。
宝石は一定の環境下で生まれる自然物ですから、似た地域や地質の場所では同じような美しいブルーカラーの宝石が生まれやすいのかもしれませんね。
実際、品質の良いアイオライトはその美しさから「ウォーターサファイア」と呼ばれたこともあったそうです。
アイオライトは硬度:7~7.5と水晶とほぼ同じくらいか、それより少し高いくらいの硬度を持つ宝石です。
そのため硬度の面でいえばそこまで気をつけるべきことはありません。
ただしアイオライトのブルーは紫外線によって変色してしまう可能性があります。
紫外線が強くなる季節はとくに直射日光があたる場所に置いたままにしないようにしましょう。
アイオライトをあしらったジュエリーやアクセサリーをはずしたあとは、柔らかい布でやさしく拭いてからジュエリーボックスにしまうのがベストです。
古くから伝えられているアイオライトのエピソードには、船乗りが方角を調べる時にアイオライトを使ったという言い伝えがあるそうです。
そのためか今でもアイオライトは「正しい方向に導く」といった未来に向かって進みたい人が持つお守りとしても知られています。
また、ブルーカラーの持つ心理効果として一般的な「鎮静」「平常心」といったキーワードとも関係深いようです。
これらの宝石言葉が持つ意味を組み合わせると「地に足をつけて進むべき人」にとって、アイオライトは強い味方になってくれそうな宝石ですね。
ジュエリーやアクセサリーをコーデのワンポイントに取り入れたい方は多いもの。
そこでアイオライトのブルーと相性の良いカラーについてまとめました。
コーデにアイオライトのジュエリーを取り入れたい時はもちろん、ブルーカラーをコーデに入れたい時の参考にしてみてくださいね。
シックにもエレガンスにも見せてくれるベージュカラーはどのシーズンも活躍するベーシックカラーです。
そんなベージュカラーはアイオライトのブルーと相性が良く、コーデによっては海外セレブ風に仕立てることもできます。
ポイントはベージュとアイオライトのブルーを引き立てるようにシルバーよりもゴールドをあしらったジュエリーやアクセサリーを選ぶことです。
奮発して選ぶなら18金や24金のジュエリー、そうでなければ「kgf」といったゴールドメッキをほどこしたものもあります。
kgf仕様の場合は18金や24金と比べるとお値段が比較的手が出しやすく、それでいてゴールドの輝きが気軽に楽しめる点もおすすめです。
また、ゴールドメッキを施したアクセサリーは、シルバーのアクセサリーと比較して金属アレルギーが出にくい点も重宝されることが多いようです。
アイオライトのブルーですが意外なことに水色とも相性が良いカラーです。
しかも水色といっても1種類だけではありません。
などパステル系の明るい水色からはっきりした水色まで幅広く相性が良いのです。
トップスに水色をもってくる場合、アイオライトをあしらったジュエリーやアクセサリーは最高のワンポイントになるでしょう。
この場合はゴールドをあしらったものだとラグジュアリーな雰囲気に。
そしてシルバーだとカジュアルな雰囲気のコーデに寄せることができます。
アイオライトのブルーはグレーとも相性の良いカラーです。
例えばホワイト、アイオライトのブルー、グレーといった3色コーデはセンス良くまとめることができます。
また、お仕事の際にスーツを着る方にもアイオライトのジュエリーやアクセサリーはおすすめです。
スーツというと定番のブラック以外にもブラウンやグレーといったカラーがありますよね。
そこで男性ならグレーのスーツにアイオライトをあしらったカフスやネクタイピン。
女性ならアイオライトの指輪やピアスなどをワンポイントにすれば、ホワイトのシャツにグレーのスーツで3色コーデが完成します。
グレーは男女問わずコーデに取り入れやすいカラーなので、もしペアで何か持ちたいと考えている場合はグレーの小物と一緒にアイオライトのアクセサリーやジュエリーを贈ってみてはいかがでしょうか。
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