COLUMN
2020.03.06 更新
金運UPコーディネート春ヘリオドールお手入れ天然石カラーバリエーション
カラーバリエーションの多いベリルという宝石をご存知でしょうか?
今回ピックアップした宝石「ヘリオドール」とはベリルのひとつです。
ベリルでありながらも異なる名前をつけられるほどの魅力を持つヘリオドールについてお届けします。
目次
ヘリオドールはほかにも「ゴールデンベリル」「イエローベリル」とも呼ばれている宝石です。
こんなにいくつもの名前を持っている宝石もなかなか珍しいかもしれません。
いったいどうしてヘリオドールはいくつもの名前を持つようになったのでしょう?
じつのところ「イエローカラーのベリル=ヘリオドール」として紹介するジュエリーショップもあれば、色の濃さや違いをもって下記のように紹介しているジュエリーショップもあります。
魅力的な女性がいくつもの顔を持つように、ヘリオドールもひとつひとつの宝石が持つ魅力の違いからこのようにいくつもの名前を持つようになりました。
そのなかでも「ヘリオドール」という名前の由来だけはすこし特別なエピソードがあります。
古くから宝石の持つ輝きや色合いは海や空、星など自然の美しさに例えられ、名前の由来となることもありました。
まさにヘリオドールは天高く輝く太陽からの贈り物として、それぞれの言葉を組み合わせたことが名前の由来になったと言われています。
ちなみに元となったのは「太陽=Helios(ヘリオス)」「贈り物=Doros(ドロン)」というギリシャ語です。
ヘリオドールのジュエリーを贈るときにちょっとしたエピソードとしても覚えておきたいですね。
ヘリオドールの産地はマイナス気温となることで有名なロシアをはじめ、宝石の産地として名高いマダガスカルやスリランカ、ブラジルなどです。
産地は多岐にわたるものの、質の高いヘリオドールの産出は限られるため色の薄いベリルに人工的に処理をしたものも少なくありません。
そのため天然かつ色も濃く、インクルージョン(内包物)がほとんどない質の高いヘリオドールは希少な宝石として原石コレクターもいるほどなのです。
ルチルクォーツやシトリンのようにイエローカラーの宝石は「金運」「活力」「希望」などの宝石言葉を持つものが多いですよね。
ヘリオドールもそれらに近い宝石言葉を持っています。
ポジティブな宝石言葉を持つヘリオドールは、モチベーションを上げたいときなどのコーディネートに取り入れたくなる宝石ですね。
ヘリオドールは硬度:7.5~8とほぼ水晶と変わらない硬度です。
強い衝撃には注意が必要ですが、普段使いのジュエリーとしては安定した硬度の宝石でもあります。
注意が必要な点として、ゴールデンベリルのように色の濃いものに関しては紫外線で退色するケースがあるので、保管をする際は必ずジュエリーボックスのなかにしまいましょう。
普段のお手入れ方法ははずしたあと、眼鏡拭きのような柔らかい素材の布でやさしくふいてあげるだけで問題ありません。
特に扱いが難しくもないのでジュエリー初心者の方にもおすすめしやすい宝石です。
ヘリオドールは濃淡のバリエーションが幅広い宝石なのでどんなコーディネートにも合います。
それこそ一粒使いはもちろん、ほかの宝石とも馴染む万能な宝石といっても良いかもしれません。
最後はヘリオドールのジュエリーをコーディネートに合わせるコツをご紹介したいと思います。
パステルイエローのヘリオドールは春先などにも合わせやすい可愛らしさを持っています。
それこそ、2月頃のようなコーディネートに春色を取り入れたいけれど、まだ寒くて…といった季節にジュエリーだけでもパステルカラーを取り入れてみてはいかがでしょう?
また、ほかのパステルカラーのベリルとヘリオドールで組み合わせたデザインのジュエリーやアクセサリーもおすすめです。
元が同じ宝石であるだけにしっくりと色合いも馴染みます。
パステルカラーのベリルはピンクやブルー、グリーンなどバリエーションも豊富なので選んでいるだけでも春の訪れを感じます。
一粒使いのデザインでシンプルに見せたい方は、ゴールデンベリルと呼ぶにふさわしいはっきりしたカラーのヘリオドールがおすすめです。
選ぶのはたった一粒としても、カナリーイエローのような明るくはっきりしたヘリオドールから、リキュールのようなシャトルーズグリーンをしたヘリオドールなど選びがたいところもまたヘリオドールの魅力かもしれません。
ヘリオドールは贅沢な一粒使いでも、ほかの宝石と組み合わせても上品にまとまるジュエリーとしてコーディネートに色を添えてくれます。
淡い色から濃い色まで一言では語りきれないほどの魅力を持つ宝石です。
また、ヘリオドールのなかには個性的な種類もあります。
代表的なものでいえば表面にキャッツアイが浮かぶヘリオドールから、珍しいものでいうとバイカラーのヘリオドールなどです。
バイカラーのヘリオドールはベリルが成長する途中で異なる色を保ったまま結晶化したもので、まれにバイカラーベリルとして紹介されていることもあります。
個性的な宝石をあしらったジュエリーが好きな方は、こういったヘリオドールのなかからチェックしてみると一目惚れするような運命の出会いがあるかもしれませんね。
ほかのベリルと合わせたデザインや一粒使いなどさまざまな楽しみ方ができるヘリオドール、さっそくあなたのジュエリーコレクションにお迎えしてみてはいかがでしょうか?
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