COLUMN
2020.01.23 更新
ラウンドカットオーバルカットスクウェアカットエメラルドカットトライアングルカット
クリスマスや誕生日などのイベントでジュエリーを選ぶ時「ペアシェイプのダイヤモンドをあしらった指輪を見せてください」というように、スマートに聞けたら素敵だと思いませんか?
今回はジュエリーを選ぶ時にきっと役立つ宝石のカットの名称についてご紹介します。
宝石のカットにはいろんな種類があって覚えるのが大変そうと思うかもしれません。
確かに細かく分類すれば決して少なくはありませんが、そのなかでも定番といってもいい基本的なカットをまとめてみました。
初めてジュエリーを選ぶ方はこちらからまず覚えてみてはいかがでしょう?
真上から見た時に丸く見える「ラウンドカット」は定番のカットといっても良いくらいメジャーなカットです。
そのなかでも一際有名なものに「ラウンドブリリアンカット」というものがあります。
これはダイヤモンドをより輝かせるために発案されたカットで、17世紀に登場して以来なお現代でも受け継がれている伝統的なカットです。
まさにラウンドカットはどんなデザインにも馴染むオールマイティーなカットといっても良いでしょう。
ラウンドカットと同じく定番のカットに楕円形の「オーバルカット」があります。
カジュアルなブランドからハイブランドまで取り扱うことが多いため目にする機会の多いカットです。
ちなみに同じオーバルカットの宝石でも、縦長のデザインにするか横長のデザインにするかで印象が変わります。
指輪、ネックレスともに縦長のデザインが多いですが、横長のデザインもボリューム感が出るのでとてもおすすめのデザインです。
丸とくれば四角ということで、正方形のカットでは「プリンセスカット」「スクウェアカット」が代表的です。
ただしプリンセスカットとスクウェアカットではカットの数が違うため、真上から見た時は同じ正方形の形でも輝き方が違って見えます。
また、スクウェアカットはメインの宝石としてデザインされる以外にも、正方形のきっちりした形を活かしてリング部分の装飾にも使われることがあります。
まさにメインとサブの両方を担うことができるカットといって良いでしょう。
ちなみに長方形のカットではまた名前がそれぞれあり、有名なのは「エメラルドカット」「バゲットカット」でしょう。
シンプルな長方形のものはバゲットカットと呼ばれます。
バゲットとはまさにあのフランスパンのバゲットが由来になっているのだそうです。
そして、このバゲットカットの四隅をカットしたものがエメラルドカットと呼ばれます。
名前のとおりエメラルドを美しく見せるために発案されたカットなので、例えダイヤモンドやほかの宝石であってもこのカットをしているものはエメラルドカットのダイヤモンドといったように紹介されます。
真上から見た時に三角形の形をしているものは「トライアングルカット」と呼ばれます。
これがふっくらした三角形にしたカットの場合「トリリアントカット(トリリオンカット)」という名称で呼ばれるのでこの違いも覚えておいて損はありません。
同じ三角形であってもトライアングルカットとトリリアントカットでは身につけた時の印象が変わるので、実際につけて見比べてみることをおすすめします。
葉っぱのような形をしている「マーキスカット」はその形状を活かして、ほかの宝石と組み合わせたデザインに取り入れられることが多いカットです。
いくつも組み合わせることで花びらのデザインにしたり、大きさの違うマーキスカットを組み合わせて蝶のモチーフにしたりとアイディア次第で様々なデザインが楽しめます。
オリジナリティのあるデザインが好きな方にはおすすめのカットといっても良いでしょう。
雫の形をしているカットは通称「ペアシェイプカット」と呼ばれていますが、当時は洋梨の形に見えるということでこのように名付けられました。
また、その形状からネックレス、ピアスなどにもしっくり馴染むため女性に人気のあるカットです。
雫の形ですが実はよく見比べると、下の丸みや上の鋭角にわずかな違いがあるので同じペアシェイプでもどことなく雰囲気が違って見えることもあります。
この違いはペアシェイプカットのジュエリーを選ぶときに是非チェックしていただきたいポイントです。
カットの技術の向上やデザインの多様性に伴って、宝石のカットも新しいデザインが発案されるようになりました。
なかには見かける機会がまだまだ少ないカットもあるのでそちらもあわせてご紹介します。
「ダイヤカット」は真上からみた時にトランプのダイヤの形をしている、日本で言うところのひし形のカットです。
シンメトリーのデザインジュエリーに使われることもあるので、きっちりした形が好きな方にぴったりなカットでもあります。
ただし前述で紹介したカットよりも見かける機会は少ないかもしれないので、宝石の種類によってはオーダメイドになる場合があります。
宝石のカットは基本的に計算のうえで決められます。
そのため五角形や八角形などのいわゆる多角形のカットもあるのです。
ちなみに真上から見たときに五角形のものは「ペンタゴンカット」、六角形のものは「ヘキサゴンカット」で八角形のものが「ペンタゴンカット」と呼ばれています。
これらもジュエリーショップで見かける機会の少ないカットではありますが、どのカットも計算された美しさが感じられるジュエリーです。
比較的新しいデザインの「ハートシェイプカット」は世に出た当初、その可愛らしさで多くの女性を虜にしました。
それこそ幅広い年齢層の女性をときめかせたカットといっても良いでしょう。
ティファニーのオープンハートも一斉風靡したデザインだったので、それだけハートは女性にとって永遠の憧れを形にしているのかもしれませんね。
まさに指輪からネックレス、ピアスなどカジュアルなシーンに合わせるジュエリーとして人気の高いデザインカットです。
同じ宝石でもカットが変われば印象はまったく変わって見えます。
貴方をクールな印象に見せてくれるカットもあれば、女性らしい印象を与えてくれるカットもあります。
自分の印象を変えてみたいときの参考にしてみてはいかがでしょうか?
指を長く美しく見せたいという方には下記のような縦長にカットされた宝石をあしらったジュエリーが断然おすすめです。
縦縞の服は細く見えるという視覚効果と同じような効果が期待できます。
あわせてリングの太さも細めにデザインにするとより華奢な印象になります。
エメラルドカットのものでもシンプルな指輪との重ねづけにも使えるマストな形なので、一つ持っておきたいジュエリーですね。
シャープな鋭角は時としてクールでかっこいいイメージを連想させます。
下記のカットは女性にはもちろん、じつは男性にもおすすめできるカットなのです。
シャープな角度をもつトライアングルカットの宝石をデザインしたジュエリーは貴方の知的さをより輝かせてくれることでしょう。
また、スクウェアカットの宝石をあしらったデザインの指輪は、宝石のサイズに合わせて指輪自体に幅があっても違和感がないので男性にも好まれます。
いつの時代も女性に人気の高いラウンドカットやオーバルカット。
その理由は丸みのある形から女性らしい印象を感じるからではないでしょうか。
代表的なのはラウンドカットやオーバルカットですが、ハートシェイプカットもやはり女性を中心に人気の高いカットです。
女性へジュエリーをプレゼントするときは参考にしてみてくださいね。
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