COLUMN
2020.07.02 更新
お手入れプラチナゴールドシルバー真鍮KGP(ゴールドメッキ)KGF(ゴールドフィルド)ロジウム
私たちにさまざまなメンテナンスが必要なように、ジュエリーやアクセサリーもお手入れは欠かせません。
日頃からお手入れをおろそかにしてしまうとどうなってしまうのか、またシルバーやゴールドなど素材ごとのお手入れ方法についてご紹介します。
目次
カジュアルにゴールドカラーが楽しめるアイテムとして人気のある真鍮(しんちゅう)のアクセサリー。
ただし汗や水分によって変色してしまうため、きちんとお手入れをしなければいけない素材でもあるのです。
お手入れをしなかった場合の真鍮がどうなるか、とても解りやすい例として真鍮で作られている5円玉があります。
まず、新品の5円玉といえばイエローゴールドのように輝く硬貨だったはずです。
そんな5円玉もお手入れをされることなく、人の手をわたることにより次第に黒ずんでいきます。
そのほかにも緑青(ろくしょう)という緑がかった錆(さび)が発生することもあります。
つまり真鍮のアクセサリーもお手入れをしなければそうなる可能性が十分にあるのです。
真鍮のアクセサリーはきちんとお手入れしていればアンティークゴールドのような色合いへの変化を楽しむことができます。
日頃のお手入れはやわらかい布でやさしく拭いてあげるだけで十分ですが、じっくりお手入れをしたい時は真鍮(銅)磨き用のクロスがおすすめです。
専用クロスで磨くと新品のようにぴかぴかになるので、やわらかい布と併用して自分好みの色合いを見つけてみてくださいね。
男女問わずに人気が高いシルバーのアクセサリーやジュエリーですが、こちらもお手入れをおこたってしまうと真鍮と同じように次第に黒ずんでしまいます。
そのため、状態によっては専用クロスを使ってしっかりと汚れを拭き取りましょう。
お手入れをしないままでいるとシルバーは酸化によって徐々に黒ずんでしまいます。
なんとなく表面の色が変わり始めてきたと感じたら酸化しだしたサインです。
黒ずみの原因となる汗や水分が残ってしまわないよう、シルバーに限らずどんなジュエリーでもはずしたあとはきちんとお手入れをすることが大切です。
シルバーのお手入れもはずした後にやわらかい布で拭いてあげることが基本です。
もし、酸化のサインに気づいたら黒ずんでしまう前にシルバー磨き用のクロスを使ってもいいでしょう。
但し、シルバーは酸化防止のために上からロジウムコーティングを施していることもよくあります。
この場合、研磨剤付きのシルバー磨きクロスを使用するとせっかくのコーティングが剥げてしまうため、磨きクロスはあくまでも変色を感じた場合にのみ使用することをお勧めします。
ちなみに重曹や歯磨き粉を使ったお手入れですがこれは賛否両論あります。
一見、綺麗になったように見えるのですが、磨き方次第では表面に細かな傷がついてしまうことがあるからです。
そのため、家にあるもので済ませるよりも専用のクロスなど正しい道具でお手入れをしてあげるようにしましょう。
気軽にゴールドの輝きを楽しめることで人気の高いKGP(ゴールドメッキ)やKGF(ゴールドフィルド)。
そのほかにもロジウムメッキなど、メッキを施したものを長く使うためにはやはり日々のお手入れは欠かすことはできません。
KGPやKGFは比較的変色しにくい特徴があります。
とはいえ、表面に汗や皮脂が残ったままでは変色の原因となるのでお手入れが不要ではないのです。
また、変色もメッキの種類によっていろいろで、黒ずんで見える場合や輝きがにぶくなったりとさまざまなパターンがあります。
一度変色してしまうとその度合いによってはもう一度メッキを施したり、コーティングしなければいけないこともあるので日頃からしっかりお手入れをしておきましょう。
KGPやKGFのお手入れでは重曹はもちろんのこと、研磨剤入りのクロスもおすすめはできません。
それというのも研磨によってせっかくのメッキが剥がれてしまう原因になったり、コーティングした表面が薄くなってしまうこともあるからです。
基本的なお手入れはやわらかい布でやさしく拭いてあげるのが一番ですが、どうしても変色が気になってしまう場合は、改めてメッキないしはコーティングを施すのもひとつの方法です。
結婚指輪にも選ばれることの多いプラチナはそれこそ日常的に身につけているという方も少なくありません。
普段から愛用しているとなかなか経年変化に気づかないこともあるので、時間がある時にゆっくり眺めてみるのもおすすめです。
本来プラチナは傷もつきにくく強度がある金属なのですが、お手入れをおこたるとぴかぴかだった表面も徐々にくもって見えるようになります。
シルバーのように一目でわかるような経年変化ではないものの、日頃のお手入れがどれだけ行き届いているかはジュエリーにはっきりと出るのです。
そのためにも丈夫なプラチナだからといって油断せず、日頃からしっかりお手入れをして輝きをキープしてあげましょう。
プラチナ単体のジュエリーなら中性洗剤水(150mlの水に洗剤を数滴程度の目安)にひたして布などで拭き取るように洗っても問題ありません。
その後しっかりとすすぐことである程度の汚れは落ちるので、あとは水分が残らないようにやわらかい布でしっかりと拭き取りましょう。
ただし、これはプラチナ単体のジュエリーやダイヤなど水分に強く硬度も強い宝石をあしらっている場合のみです。
あしらっている宝石によっては水洗いができないこともあるので注意しましょう。
お手入れをおこたったKGPやKGFが変色するのと同じく、ゴールドも種類問わずに変色が起こります。
ジュエリーに使われることの多いK18でも変色する可能性は十分にあるのでしっかりお手入れをしましょう。
ひとくちにゴールドといっても、ピンクゴールドやホワイトゴールドのようにほかの金属が多めに含まれている種類もあります。
そのためピンクゴールドやホワイトゴールドは黒ずみ、イエローゴールドならくすみというようにゴールドの場合は種類によって経年変化の特徴があるのです。
もちろんお手入れの頻度なども影響しますが、今後のお手入れのためにもお持ちのゴールドに出やすい経年変化の特徴は知っておいて損はありません。
ゴールドもプラチナと同じく汗や皮脂はNGですが水洗いをしても問題ない素材です。
水分に弱い宝石や硬度が低い宝石などがあしらわれていなければ、中性洗剤水を使って綺麗にしてあげても大丈夫です。
もし、水洗いが難しい場合はゴールドを磨く専用クロスがおすすめです。
輝きをしっかり出したい場合にも使えるので持っておきたいお手入れグッズのひとつでもあります。
ゴールドをはじめ、どんな素材でも日頃のお手入れは欠かせません。
ジュエリーやアクセサリーをこれからも大事にするためにも、休日のメンテナンスを是非取り入れてみてくださいね。
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