COLUMN
パール留め具お手入れ柔らかい布パール専用のクリーニングクロス
夏休みなどいつもよりも長いお休みの時こそ念入りに片付けをしたり断捨離をする絶好の機会ではないでしょうか。
お部屋に限らずお気に入りのジュエリーやアクセサリーのお手入れをするのにもぴったりなタイミングだからこそ、今回は真珠(パール)をあしらったジュエリーのお手入れ方法についてご紹介します。
ちなみにジュエリーのお手入れでよく目にする研磨剤を含んだ布ですが、パールに研磨剤の成分が付いてしまうと変質する可能性があります。
その点をふまえてパールをあしらった指輪のお手入れ方法についてご紹介します。
パールのお手入れにはパール専用のクリーニングクロスがおすすめです。
パールにちょうどよい柔らかさの布でありながら、照り(真珠独特の輝き)を綺麗にする効果も期待できるタイプもあります。
もしそういったアイテムがなくとも、一粒パールをあしらった指輪なら全体的に柔らかい布(メガネ拭き用のクロスでもOK)でやさしく拭いてあげるだけでお手入れは十分です。
柔らかい布はプラチナやゴールドといったリングのアーム部分のお手入れにも使えます。
光沢を出したい場合などは研磨剤を含んだ専用クロスがおすすめですが、パールに研磨剤の成分が付かないようにしましょう。
パールを複数あしらったデザインの指輪だと柔らかい布だけではパールとパールの間のお手入れが難しいこともあります。
そういったデザインの場合は柔らかい布の角を隙間に潜らせるようにして拭いてあげると良いでしょう。
こより状にしてあげると隙間に入りやすくなるのでこちらの方法もおすすめです。
また、パールは汗や皮脂で変質する可能性がある宝石です。
そのためパール部分を持つときは柔らかい布で持ちながら拭くか、持った箇所を必ず拭いてからジュエリーボックスにしまってあげてくださいね。
パールだけでなくダイヤなどほかの宝石をあしらったデザインの指輪も基本のお手入れは柔らかい布でやさしく拭いてあげるのがベターです。
それというのも宝石によっては水分自体がNGなものや、ほかの宝石が大丈夫でもパールのように中性洗剤がおすすめできない背景もあります。
もうひとつ気をつけたいのは隙間に埃(ほこり)が付いていないかのチェックです。
埃は小傷の原因や光沢をなくす原因なので、もし見つけた場合は柔らかい筆でやさしくかき出してから柔らかい布で全体的に拭いてあげるようにしましょう。
パールをあしらったピアスやイヤリングも肌や髪に触れる機会の多いアイテムです。
そのため日頃のお手入れはもちろんですが、時間のある時にしっかりと細部までメンテナンスしてあげる必要があります。
一粒パールをあしらったイヤリングやピアスのお手入れ方法も指輪と同じくパール専用のクリーニングクロスや柔らかい布でやさしく拭いてあげるだけでOKです。
パール専用のクリーニングクロスはパールをあしらったジュエリー全般に使えるので、パールをあしらったジュエリーを複数お持ちなら持っておきたいアイテムです。
そして、目立たないようでいて耳たぶも毛穴から皮脂は分泌されています。
イヤリングやピアスの場合は耳たぶに触れやすい箇所をとくにしっかり拭いてあげるようにしましょう。
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パールをたくさんあしらったデザインのイヤリングやピアスも一粒一粒、丁寧にパールを拭いてあげることが大切です。
隙間などのお手入れが必要なデザインの場合、一番最初に柔らかい筆で埃を取り除いてから柔らかい布でパールを拭いてあげましょう。
最後にキャッチやポストなどのマテリアル部分を柔らかい布などで拭いてあげれば完璧です。
この時も研磨剤を含んだ専用クロスを使う場合はパールに研磨剤の成分が付かないように気をつけましょう。
ちなみにパール専用のクロスをほかの宝石のお手入れに使うことはNGとされています。
なぜなら宝石に小傷がついてしまったり、表面がくもってしまうこともあるからです。
パールをメインにほかの宝石をあしらったデザインのイヤリングやピアスをお手入れする場合、それぞれに適したクロスでお手入れする必要があります。
毎日のお手入れさえしっかりしていれば、目立つ汚れなどがなければ柔らかい布でお手入れしてあげるだけでも十分なのです。
淡水パールにしてもアコヤパールにしてもお手入れの方法に大きな差はそんなにありませんが、連になっているかいないかでお手入れの方法が異なります。
そのためお持ちのデザインに合った方法でしっかりとお手入れをしましょう。
一粒パールをあしらったネックレスは、パールだけでなくチェーン部分も肌に直に触れるため時間がある時こそ丁寧にお手入れしたいアイテムのひとつです。
一粒パールをあしらった指輪の時と同じく、それぞれの専用クロスを使い分けるのが理想的ですが柔らかい布でも十分お手入れができます。
ただ、チェーンのデザインによっては隙間にクロスや布を潜らせるのが難しいこともあるので、埃が気になる場合はやわらかめの歯ブラシや柔らかい布などを使ってみてくださいね。
連になったパールのネックレスをお手入れする際は仕立て糸に負担をかけないことがポイントです。
そのため留め具をはずさずに柔らかい布や専用クロスで拭くのが一般的です。
その状態でハンカチなどを敷いたテーブルの上にパールのネックレスを置き、中央から留め具の方へと向かってやさしく拭いてあげるようにしましょう。
また、パールは日焼け止めでも変質してしまう可能性があるため、首からデコルテにかけて日焼け止めを塗る季節は普段以上にしっかりとお手入れする必要があります。
パールは貝から生まれる宝石なので、水で濡らした布で拭いても問題ないイメージを持っている方がいるかもしれません。
でも、水分がパールに残ってしまうと却ってくもりの原因になってしまうため、あまりおすすめできることではないのです。
パールだけでなくほかの宝石をあしらったデザインのネックレスをお手入れする際も手順などは今までと変わりませんが、どうしても濡らした布でのお手入れが必要な際はパールに水分が残らないように注意しましょう。
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