COLUMN
2019.10.31 更新
世界三大ヒーリングストーン、そして波の揺らめきが浮かぶ宝石として愛されるラリマー。
今回はラリマーのカラーバリエーションの秘密やその希少性などについてまとめてみました。
癒されるジュエリーが欲しいと考えている宝石好きの方におすすめの特集です。
目次
ラリマーはある程度、知名度の高い宝石ですが誕生石であるアメジストやダイヤモンドと比べると初めて耳にする方もいるかもしれません。
そこでラリマーの有名なエピソードについてまずは簡単にご紹介したいと思います。
宝石好きな人に「ラリマーってどんな宝石なの?」と聞くと、大体の人が「海のような模様の宝石」と答えるのではないでしょうか。
宝石にはよく海のような~と例えられる石が多いですが、その中でもラリマーは海の欠片がそのまま石になったような宝石なのです。
ただ、実際のところラリマーの仲間には白やピンクなどさまざまなカラーバリエーションがあります。
そもそもラリマーはカラーバリエーションが豊富なペクトライトという宝石に属しています。
ラリマーはその中の「ブルーペクトライト」と呼ばれる宝石でもあるのです。
ちなみに和名では「ソーダ珪灰石(けいかいせき)」ないしは「曹灰針石(そうかいしんせき)」と呼ばれているものの、ジュエリーショップやパワーストーンショップでも「ラリマー」として紹介するのが一般的です。
そのほかにもラリマーについてよく紹介されるエピソードといえば「世界三大ヒーリングストーン」の一つとされていることです。
チャロアイト、スギライトといったパープルカラーの宝石と並び、ラリマーも同じく癒しの宝石としてパワーストーンショップでよく紹介されているのです。
健康面での癒しやネガティブ要素の癒しなど、それぞれの宝石が持つ意味合いは異なっていますが、その中でもラリマーは愛情面での癒しに向いているヒーリングストーンとされています。
ペクトライト自体はアメリカやイギリス、ロシアやチェコなどから産出されています。
しかしながら、ブルーペクトライトであるラリマーはドミニカ共和国でしか産出されないという特徴があるのです。
この理由ですがドミニカ共和国で生成されるペクトライトには、バナジウムという金属が含まれることであの海のような色味を出すのだそうです。
ちなみにペクトライトのカラーバリエーションの違いがある理由ですが、生成時にどんな成分を多く含んだかで決まります。
海のような模様の宝石であるラリマーがカリブ海に浮かぶ島国からしか産出されないというエピソードはちょっとロマンチックですね。
ラリマーは紫外線によって退色してしまう可能性があるため、紫外線の下で長時間の使用は控えたほうが無難です。
外したあとも紫外線を避けるためにちゃんとジュエリーボックスに保管しなければ、せっかくの海のような模様も徐々に薄くなっていまします。
また、水分もあまり良くないという説もあるため、海のような模様の宝石ではありますが夏や海などのレジャーシーンにはあまり向かないかもしれません。
パワーストーンショップなどでブレスレットとして販売されてはいるものの、実は硬度も4.5~5と宝石の中ではあまり高い硬度を持っているとはいえないので衝撃にも注意が必要です。
世界三大ヒーリングストーンとして愛されているラリマーには愛情面の癒しが期待できるというエピソードが有名ですが、そのほかの場面でもヒーリング効果が期待できる宝石なのだそうです。
例えば、変化を受け止めるためのサポート役として転機を迎える人へのプレゼントにもおすすめの宝石でもあります。
また、愛情面での癒しに特化していると言われているラリマーはこういった悩みを持っている方のお守りにも良いそうです。
産出量が少ないと言われているラリマーではありますが、今のところパワーストーンショップでのブレスレットをはじめ、ジュエリーショップやアクセサリーショップで手に入れることは可能です。
誕生石や好きな色など、カラーストーンを選ぶ理由は人の数だけ理由があるはずです。
そこでラリマーのジュエリーやアクセサリーを贈るにあたって、「海」「癒し」「ペアジュエリー」という3つのキーワードを元におすすめのシチュエーションをまとめてみました。
海の色にそっくりな宝石はあれど、波間の模様にそっくりな宝石はなかなか見つかるものではありません。
そこで海が好きな方への贈り物としてラリマーは男女問わずにイチオシの宝石です。
また、ラリマーの別名には「ドルフィンストーン」という名称もあります。
ラリマーの産地であるカリブ海はドルフィンスイムができる名所でもあるので、自然とラリマーもそのように呼ばれるようになったのでしょう。
このようにラリマーはイルカのモチーフとラリマーを組み合わせたデザインのアクセサリーなど、海の生き物とも相性の良い宝石です。
デザイン次第では他の人とかぶらない面白いアクセサリーやジュエリーになりそうですね。
世界三大ヒーリングストーンと呼ばれるだけあって、ストレスを抱え込んでいる人へのプレゼントにもラリマーはおすすめされることが多い宝石です。
中にはただの気休めでしかならないと考える方もいるかもしれませんが、一番大事なことは貴方を心の底から心配してくれている人が近くにいるということです。
ラリマーを贈られたことは、貴方が大切に思われている何よりの証ではないでしょうか。
だからこそ、貴方の大切な人が思い悩んでいる時にラリマーのアクセサリーやジュエリーを贈ることだってできます。
ラリマーが愛情深い宝石と呼ばれるのは、そういったエピソードが積み重なってできたからなのかもしれません。
素敵なエピソードを持つラリマーではありますが、中には水色よりも他の色が好きという方もいるかと思います。
でも、ご紹介したようにペクトライト自体はとてもカラーバリエーションのある宝石です。
そこでラリマーとピンクのペクトライトを組み合わせるなど、他のカラーと組み合わせてみるのもおすすめです。
また、ラリマー自体にも色の濃淡があるので、白を基調としたアイスラリマーなどもあります。
そのほかにもカラーバリエーションや濃淡をデザインに活かして色違いのペアジュエリーとして恋人や夫婦が持つのにもぴったりの宝石です。
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