COLUMN
2019.08.29 更新
パワーストーン天然石誕生石アゲートサードオニキスカルセドニー
カラーバリエーションの多い宝石や表面の模様の種類が多い宝石などがある中、その両方の特徴を持っている宝石こそが今回の主役「アゲート」です。
今回はアゲートの持つカラーバリエーションを中心にご紹介していきたいと思います。
目次
アゲートとは石英(せきえい)という水晶と同じ成分の結晶が集まってできたカラーバリエーションの豊富な鉱物です。
まずはアゲートがどういった宝石なのか、またその由来からご紹介しましょう。
石英が集まってできた鉱物は玉髄類(ぎょくずいるい)というカテゴリに属します。
実のところアゲートとカルセドニーはほぼ同じ成分で構成されているので同じ種類の宝石と言いたいところですが縞模様があるものを「アゲート」。
縞模様がなく単色のものを「カルセドニー」というようにカテゴライズしています。
また、玉髄類であるアゲートは石英が集まってできる過程で肉眼では見えない小さな孔(あな)があります。
その性質を利用して人工的に色をつけたアゲートもアクセサリーショップ、パワーストーンショップでは多く流通しています。
アゲートの由来は初めてアゲートが見つかったとされるシチリア島のアカーテ川にちなんでつけられたと言われています。
アカーテ川はそれ以降アゲートが産出される地域でしたが、現在はディリッロ川という名称に変わっています。
ちなみに和名の瑪瑙(めのう)という名前の由来については、瑪瑙の縞模様と馬の脳の断面図が似ていたという偶然が由来とされています。
確かに似ていなくもないのですが、瑪瑙の模様全てがそうとは限りません。
このように馬の脳の断面図に似ていると言われた瑪瑙ではありますが、仏教における7つの宝「七宝」の1つに数えられている由緒正しい宝石でもあります。
アゲートは種類が豊富なだけあって国内外問わず産出される宝石です。
産出地域によって出やすい模様や特徴があり、そこもまたアゲートの魅力の一つといっても良いでしょう。
例えばこの後で詳しく紹介する「モスアゲート」という苔入のアゲートはインド産のものが有名です。
そのほかにも虹色が浮かぶ「イリスアゲート」はブラジル産やメキシコ産が多く流通しています。
海外:インド、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、イギリス、チェコなど。
そして日本では「錦石」と呼ばれるアゲートが代表的ですが青森県以外にもほかの地域でも産出されることがあります。
国内:北海道、青森県、石川県、富山県など。
産出される全てのアゲートがジュエリーやアクセサリーに加工できるとは限りません。
それでも独特の模様を持つことから鉱物標本としてもアゲートは多くの人に愛される宝石なのです。
アゲートは硬度:6.5~7と水晶より低いかほぼ同じレベルの硬度です。
そのため普段使いのジュエリーやアクセサリーとしては問題のないレベルといっても良いでしょう。
気をつける点があるとすればアゲートの種類によっては紫外線や水分によって退色ないしは変色してしまうものもあるということでしょう。
ただし、どの種類のアゲートなら紫外線や水分による影響がないかという判断基準は難しいところです。
そのため着色などの人工処理をしているかどうかに関わらず、紫外線や水分には注意するようにしましょう。
アゲートはカラーによっても宝石言葉が異なると言われています。
それもあってかパワーストーンショップでも様々な宝石言葉を紹介しています。
今回ご紹介した宝石言葉もあくまで一例に過ぎません。
あなたが選んだアゲートがどういったお守りになるかは、その時本当に自分が必要としているヒントを直感で選んでいる
多彩なカラーバリエーションを持つアゲートの中でもアクセサリーショップやパワーストーンショップ、またジュエリーショップで購入しやすいカラーをまとめてみました。
いろんなアゲートを見る時の参考にしてみてくださいね。
白地にうっすらと縞模様が入ることで大理石のような高級感を彷彿させるアゲートです。
一方で黒地に縞模様が浮かぶアゲートものをブラックアゲートと呼びます。
これらの中でもアゲートの縞模様がまるで眼に見えるものを天眼石と呼びます。
天眼石はパワーストーンショップやアクセサリーショップで見かけることの多く、アゲートの中でも有名な宝石です。
また、ブラックアゲートの宝石言葉にある魔除けというキーワードは天眼石の紹介にもよく使われます。
お守りとして身に付けたい方におすすめされることも多い宝石です。
女性に人気のピンクカラーはアゲートにも存在するカラーです。
ただし、ピンクカラーのアゲートですが人工的な処理をされたものと天然のものとではカラーが全く異なります。
人工的な処理をされたものの場合、その多くが蛍光色のような濃いはっきりしたピンクをしているものがほとんどです。
一方で天然のピンクカラーをしたアゲートは、ほとんどが桜色やローズクォーツに近いカラーをしています。
パワーストーンショップやアクセサリーショップでピンクカラーのアゲートを選ぶにあたって、この違いは必ず知っておきたい内容です。
レッドカラーのアゲートは種類が多く、ジュエリーショップやアクセサリーショップでも見かけることの多いカラーです。
その中でも赤天眼石は黒い天眼石の赤いバージョンです。
パワーストーンショップで販売されている丸玉のブレスレットサイズでも、模様によってはイクラに見えたりと1つ1つが面白い個性を持っています。
赤い宝石というとガーネットやルビーが浮かぶ方が多いかと思います。
でも、グミの実のような透明感と輝きを持つレッドアゲートは小粒であっても存在感があるのでピアスやイヤリングにおすすめです。
オレンジカラーのアゲートといえば8月の誕生石としても有名な宝石「サードオニキス」があります。
誕生石ということもあってサードオニキスはアクセサリーショップやパワーストーンショップだけでなく、ジュエリーショップでも見かけることの多い宝石です。
中には赤が濃いものもサードオニキスとして販売しているショップもありますが、どれくらいの色の濃さからオレンジとするかレッドするか明確な線引きは決まっていません。
ただし、基本的にはオレンジカラーのアゲートをサードオニキスとして販売している方が多いようです。
もうペリドットは持っているという8月生まれの方にサードオニキスのジュエリーやアクセサリーをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
イエローカラーのアゲートは濃淡や明度の差が幅広く様々なバリエーションを目にすることができます。
一般的にはイエローアゲートとして流通しているものが多いですが、アクセサリーショップの中には独自の名称で販売しているお店もあるようです。
また、イエローカラーは中性的なカラーということもあって、濃淡や明度の差を考えてデザインすることでペアのアクセサリーやジュエリーにもおすすめです。
恋人や夫婦がお揃いで持つのはもちろん、友人同士など複数名でお揃いで持ちたいという方にとってカラーバリエーションの多いアゲートはぴったりですね。
ブルーレースアゲートはその名のとおりアゲート独特の縞模様がレースに例えられた宝石で、パステルカラー、フロスティブルーといった淡い色合いが好きな方へのプレゼントにぴったりです。
小さくともレース模様が楽しめるのでパワーストーンショップでも丸玉のブレスレットが販売されています。
また、個性的なレース模様を楽しみたい方は、大きくカットしたブルーレースアゲートをあしらったペンダントや指輪などのジュエリーやアクセサリーがおすすめです。
一方でブルーアゲートはアゲート独特の縞模様が出ていないものもあります。
しかしながらブルーカラーの濃淡があるほか、水色などカラーバリエーションが豊富です。
ピアス、イヤリングはもちろんネックレスや指輪など広く流通しています。
グリーンカラーのアゲートのうち、モスアゲートは瑪瑙の中にmoss(苔:こけ)のように見える模様が内包されています。そのために個々の特徴も様々で、苔模様の度合いによって色の濃さも変わります。
小さくとも大きくとも苔の内包度合いによって表情が変わる魅力的なアゲートです。
そのため、パワーストーンショップでよくある丸玉のブレスレットをはじめ、ピアスやイヤリング、ペンダントや指輪などのジュエリーやアクセサリーでもそれぞれ魅力があります。
グリーンアゲートは縞模様が出ていない一見すると翡翠のようなものがほとんどですが、中にはブルーレースアゲートのような模様が出ているものもあります。
翡翠にも劣らない美しさを持つグリーンアゲートはネックレスや指輪として、またサイズが小ぶりなものでもピアスやイヤリングとして合わせて身につける方もいます。
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