COLUMN
2020.04.30 更新
人は本来、左右対称のデザインに心理的に好感を抱きやすいと言われています。
でも、不思議なことにジュエリーにおいては左右非対称のアシンメトリーデザインも好まれています。
今回はそんな不思議な魅力を持つアシンメトリージュエリーについてご紹介します。
アシンメトリーとは「左右非対称」の形や色をしているものの総称です。
その逆で左右対象の形や色をしているものはシンメトリーと呼ばれています。
このシンメトリーとアシンメトリーはそれぞれ人の目を引き寄せる要素を持っているのです。
安定している形は安心感を与えたり、統一感からは美しさを感じさせる効果があります。
このように心理的に左右対称のデザインを好む傾向は、その名のとおり「シンメトリー効果」と呼ばれています。
たとえば人の顔はシンメトリーのように見えても、よく観察してみるとアシンメトリーなバランスをしています。
その点に注目した実験では、シンメトリーに近ければ近い顔立ちほど「整っている印象=好感度が高い」という結果が得られたそうです。
このことからも私たちは本能的にシンメトリーに惹かれる傾向があることが解ります。
それがいつしか、私たちの身の回りではアシンメトリーのデザインも目にする機会が増えました。
今ではヘアスタイルをはじめ、ファッションアイテムなど広いジャンルで取り入れられています。
でも、シンメトリーを好むと言われている私たちが、アシンメトリーデザインに魅力を感じるようになったのは何故なのか…
それは自由なスタイルを楽しめるアシンメトリーの魅力にこそ答があったのです。
アシンメトリーデザインの魅力はいろいろなデザインを楽しめることにあります。
実際によく見ると同じアシンメトリーでも違いがあることが解ります。
さっそく形の非対称、色の非対称などさまざまなアシンメトリーデザインを見てみましょう。
アシンメトリーといえば左右非対称の形をしたデザインを思い浮かべる方が多いかと思います。
ジュエリーでもネックレス、リングを中心に左右非対称の形をしたアシンメトリーデザインはたくさんあります。
たとえば、GRAFFのスレッドシリーズにもいくつかアシンメトリーデザインのジュエリーが発表されています。
ずっと見ていて飽きない形、それもアシンメトリーが持つ魅力のひとつと言えますね。
そのほかにも長さの違いによるアシンメトリーデザインもあります。
たとえばヘアスタイルでも前髪にすこしだけアシンメトリーの要素が入っているとおしゃれに見えますよね。
ジュエリーではチェーンタイプのピアスやイヤリングなど、長さを非対称にするアシンメトリーデザインも人気があります。
自分の髪型に合わせて、チェーンの長さをアシンメトリーにすることでオリジナリティのあるコーデもできます。
また、プレシャスストーンを使った色違いのアシンメトリーデザインも人気を集めています。
一般的にはピアスやイヤリングにプレシャスストーンをあしらう場合、一組であることから同じ色をデザインすることが多いと思います。
でも、あえて色違いのアシンメトリーデザインにすることで、カラフルなプレシャスストーンの魅力をより引き出しているのです。
そのほかに、ピアスやイヤリングなどでは左右それぞれでモチーフを変えたアシンメトリーデザインもあります。
アシンメトリーデザインに見えないようでいて、よく見るとじつは関係性のあるモチーフ同士だったりするところに遊び心も感じられます。
また、モチーフを変えたアシンメトリーデザインはアレンジにも使いやすいのでおすすめのアイテムでもあります。
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フラミンゴや蝶の羽を広げた様子から着想された[...]
アシンメトリーのジュエリーは身につける時にちょっとアレンジすることで、いつものコーデを新鮮な気持ちにさせてくれます。
定番通り身につけることはもちろん、アレンジを加えたりアシンメトリーのジュエリーを楽しみましょう!
アシンメトリーデザインのジュエリーにもいろいろありますが、はじめてアシンメトリーのアイテムを選ぶならピアスやイヤリングがおすすめです。
片方の耳だけに、小さなピアスやイヤカフをまとめてつけるといったアシンメトリーデザインならではの楽しみ方ができます。
両耳に身につけた時とはまた違って、ボリューム感を感じるコーデが楽しめるのでショートカットの方はもちろん耳を出すヘアセットの時にも似合います。
MariterraのPassion×PinkLakeコレクションでは、片耳ピアスやイヤカフが多く展開されています。
たとえば、左耳にボリュームのあるピアスを合わせたら、右耳は同じ色の一粒ピアスにしたりと、自由に組み合わせを楽しむことができます。
コレクションの中では、パールやピンクサファイアなどの共通した素材が使用されていて、どのように組み合わせてもしっくりと馴染むようにデザインされています。
そのほかには、別のジュエリーにアシンメトリーデザインのジュエリーを合わせてみるテクニックもあります。
この時、同じカラーのプレシャスストーン同士にしたり、世界観が共通するモチーフでまとめると違うジュエリーであってもコーデが成立します。
片方だけ無くしてしまったピアスやイヤリングがジュエリーボックスに眠っている方は是非アシンメトリーのジュエリーと合わせてあげてはいかがでしょう?
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