COLUMN
2020.01.09 更新
洋装の時と和装の時ではジュエリーの選び方が変わってくることをご存知でしょうか?
また、帯留めや根付けなど和装の時だからこそ活きるジュエリーもあります。
今回は着物を上品に着こなすために覚えておきたいジュエリーの選び方についてご紹介します。
和装の場合、襟元がほどんど隠れてしまうのでネックレスは基本的に身につける必要がありません。
そのほかにブレスレットも袖元に引っかかってしまう恐れがあるため控える方もいます。
では、どんなジュエリーやアクセサリーが和装にはふさわしいのでしょう?
和装の場合は基本的に髪をアップスタイルにすることがほとんどであるため、華やかさを演出するのにピアスやイヤリングはおすすめのアイテムです。
とはいえ大ぶりなデザインのものはカジュアル過ぎてしまうため、小ぶりなデザインのものが比較的好まれます。
例えば、真珠をあしらったピアスやイヤリングはカジュアルな場面でも格式ある場面のどちらでも合わせやすいです。
和装、洋装の両方にも合わせられるのでひとつは持っておきたいジュエリーでもあります。
艶やかな和装をまとい、凛とした背筋で歩いている女性。
そして、その手元にはさりげなく指輪が輝いているという光景は銀座ではよくあるワンシーンです。
本来は指輪もブレスレットと同じく袖元に引っかかってしまう恐れがあるため、絶対に身につけなければいけないというものでもありません。
基本的には結婚指輪だけで良いという方もいらっしゃいます。
しかし、それでも和装に指輪を合わせたいというのが女心なのかもしれません。
そのため和装の際は真珠をあしらったものなど引っかからないようなデザインの指輪が好まれます。
櫛(くし)の形をした髪飾りや簪(かんざし)も和装の際にとても好まれるアイテムです。
どちらにもそれぞれの魅力がありますが、宝石や真珠をたくさんあしらったデザインが好きな方は櫛飾りを中心に選ぶと楽しめるでしょう。
簪の場合はしゃらしゃらと揺れ感のあるもの、飾りが一つだけのシンプルなデザインなどシーンによって使い分けやすいというメリットもあります。
基本的にアップスタイルには髪飾りを選ぶ方がほとんどだと思います。
もし、イヤリングやピアスも一緒に合わせる場合は髪飾りとのバランスも考えて選ぶことをおすすめします。
和装において帯留めは目線を集めやすい小物といっても過言ではありません。
着物の柄から帯へと視線を移すことが多いため、小物の中では一番気合を入れて帯留めを選ぶ方も少なくありません。
また、帯留めはそれなりに大きいものを合わせることも多く、普段はネックレスや指輪だと身につけた時に重く感じてしまうようなサイズの大きな宝石でもあしらうことができます。
帯留めですが指輪やネックレスと違ったデザインを楽しむことができるので、フォーマルなデザインのものと遊びのあるデザインのものとあると同じ和装でも違った雰囲気を楽しめるのでおすすめです。
帯留め以外では、帯に挿してつける根付けも人気の高い小物です。
いろんなデザインの根付けがありますが、ストラップのように揺れるため帯に引っかからないデザインのものが好まれます。
根付けの場合はご家族や姉妹がお揃いで持つのにもぴったりな小物なのでオーダメイドジュエリーの根付けを揃えても素敵ですね。
また、根付けは私達が普段着ることの多い洋装ではなかなか合わせることができない小物なので、和装を着る際は是非合わせてみてはいかがでしょうか。
和装の際にジュエリーやアクセサリーを選ぶポイントですが、黒を基調として裾際に柄の入った黒留袖を選ぶか黒以外の色を基調とした色留袖を選ぶかで大きく変わってきます。
それを踏まえて和装にジュエリーを合わせる時の3つのポイントをまとめてみました。
黒留袖を着る場面は結婚式や披露宴に出席することがほとんどです。
式の主役の近親者が着ることが前提であるほか、柄にもマナーが必要な和装でもあります。
そのため、黒留袖を着る際はジュエリーやアクセサリーもあまりに華美なものは合わせないほうがおすすめです。
また、根付けもカジュアルな雰囲気が出るため黒留袖を着る際は控えましょう。
一方で色留袖はカジュアルな場面で着ることが多い着物です。
ちょっとした散策で着る場合はそこまで厳格なマナーはありませんが、おもてなしの場によってはマナーを求められます。
色留袖を着る際に合わせるジュエリー選びで迷った時ですが、マナーを求められる場であれば華美なジュエリーは控える方が良いでしょう。
色留袖は普段の外出でも着ることができるので、ある程度であれば自分の好きなテイストにまとめることができます。
とは言えど、髪留めからピアスに指輪、帯留めとあれこれ身につける必要はありません。
あくまで主役は着物です、そのため統一感が出るようにジュエリーやアクセサリーを選ぶことがポイントと言えます。
例えば着物の柄と帯留めのデザインがお揃いのものを選んだり、着物の色と同じ色をした宝石をあしらったジュエリーを選ぶと統一感が出ます。
前述でもご紹介したように、ジュエリーやアクセサリーを着物に引っ掛けてしまうとほつれの原因となってしまいます。
そのため引っかかりやすいデザインのものは合わせない方が無難と言えるでしょう。
例えば、宝石全体を覆うようにして留める覆輪留め(ふくりんどめ)を施したジュエリーは引っかかりにくいので和装の際にはおすすめです。
また、滅多にないかとは思いますが、ピアスの場合はポストやフックの部分にうっかり袖を引っ掛けてしまわないよう注意が必要です。
もし心配な方はイヤリングなど袖に引っかかりにくいものを合わせましょう。
同じ和装でも浴衣は季節ものですが、着物は四季を通して楽しむことができます。
格式のある場をはじめ、プライベートまできらびやかな和装とジュエリーを一緒に楽しめる贅沢なひと時をご紹介します。
冠婚葬祭において和装は日本が誇る正装の一つと言っても良いでしょう。
現代では洋装が主流となっているものの、結婚式や両家の顔合わせなどハレの日に黒留袖を着る方は決して少なくありません。
それだけに着物とジュエリーの組み合わせをきちんと着こなすことができれば、大人の女性にとってこんなにもふさわしい服装はないのです。
そのためにも格式ある場所では華美になり過ぎることのないジュエリーを選ぶことを忘れず、上品な出で立ちをくずすことのないよう凛とした振る舞いも大切です。
お茶会やお花を楽しむ場面でも和服は訪問着として最適です。
それだけに合わせるジュエリーやアクセサリーをはずすと恥ずかしい思いをしてしまうので気をつけたいところです。
例えばお花を楽しむ場面ではお花に傷をつけてしまわないよう、結婚指輪を除いて指輪をあまり身につけることはないそうです。
そういった心配のないようにピアス、イヤリングなどを合わせる方が安心ですね。
そのほかにもお茶会では招待する側より格が上にならないよう、着物や合わせるジュエリーやアクセサリーを選ぶ際に配慮が必要とされます。
和装はいろいろと決まり事があって敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。
そんな方はちょっとしたプライベートのお出かけから始めてみてはいかがでしょうか。
例えば歌舞伎や日本舞踊の鑑賞、浅草散策やお寺参りなど和装を楽しみながらお出かけできるシチュエーションはたくさんあります。
そして日常的に洋装を着ることが多くなった私達にとって和装でのお出かけは新鮮な気持ちにさせてくれます。
きっと色とりどりの着物や細やかな技術が光る帯の刺繍は、いつもと違うお洒落や新しいジュエリーをの装いにつながるはずです。
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